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【小説】あの夏の光(50)『あとがき(たった一人のための物語)』&『サウンドトラック(あの夏の光)』

あとがき:たった一人のための物語 まずは、この物語を最後まで見届けてくださった読者の皆様に、心からの感謝を申し上げます。 本作は、僕にとって人生で二作目となる小説です。一作目と同様に、かつて一度挫折し、書きかけのまま放置されていた古い原稿を...
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【小説】あの夏の光(49)最終話/ふたりが綴る詩

ふたりが綴る詩 そして、時は流れた。 あの『ガラスの部屋』と『太陽の仮面』の夏から十年以上が過ぎていた。 僕たちの部屋は、都心から少し離れた静かな場所にある。 古い団地を改装した、ちょっと西日がきついが明るい空間だ。 リビングには、二つのデ...
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【小説】あの夏の光(48)さようなら、無傷の私たち

さようなら、無傷の私たち 三年生の春。カフェ・ガラス玉遊戯でのあの奇跡のようなクリスマス・イヴから、季節は静かに巡っていった。図書室の窓辺には、春の風が桜の花びらを運んできていた。 放課後。 僕とひかりは、柳先生がいる応接室の前に立っていた...
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【小説】あの夏の光(47)Libの正体

Libの正体 最後の物語は、自分自身のけじめのため、そしてリクとヒカリのためだけに書いた。そこに何ひとつ偽りはない。だからこそ、最後の行を打ち終えたとき、僕は自分のブラウザからサイトのブックマークを削除していた。契約しているレンタルサーバー...
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【小説】あの夏の光(46)『物語リクのスケッチブック「最終章・きみに贈る光の行方」』

『リクのスケッチブック「最終章・きみに贈る光の行方」』 リクは床に座り込んだ。彼は、ただ自分の孤独を埋めてほしかったのだ。 自分のガラスの部屋を破ってくれた唯一の光に、自分だけのものになってほしかった。それがなぜ、「愛」ではないというのか。...
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【小説】あの夏の光(45)届かない愛と最後の誠実さ

届かない愛と最後の誠実さ 柳先生に突き放されたあの日から、世界は光をすべて吸収する暗闇のようだった。 先生の「逃げるな」という手の熱も、僕を射抜くような鋭い視線も、もう二度と僕には向けられない。導き手さえ失い、僕は文字通り、剥き出しの孤独の...
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【小説】あの夏の光(44)沈黙のツケと底なしの絶望

沈黙のツケと底なしの絶望 「おい、神木、応接室へ来い」 廊下ですれ違うたび、先生は低く、逃げ場のない声をかけてきた。 僕は精一杯の嘘を吐いてはその場を逃げ出した。今の僕には、自分の中のぐちゃぐちゃな罪悪感を、あの鋭い審美眼を持つ男の前で言語...
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【小説】あの夏の光(43)あの手紙

あの手紙 僕の心臓の鼓動は、以前にも増して、微かで不確かなものになっていた。世界は冷え切った静寂に覆われ、僕の孤独な城壁は、まるで氷でできたように、触れるものすべてを拒絶している。 『リクのスケッチブック』の続きを書こうなどという意欲は、微...
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【小説】あの夏の光『挿入歌(その3) & 第36話〜第42話(ダイジェスト4)』

【総集編】挿入歌(その3)& 第36話〜42話(ダイジェスト4)自作の挿入歌、およびこれまでの歩みを振り返るダイジェストページです。 🎧 【挿入歌】あなたを僕は愛してる 【36-39話ダイジェスト】『太陽への盲信と灰色の残骸』■ 完璧な太陽...
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【小説】あの夏の光(42)本当の名前を

文化祭での決裂以降、ひかりからの手紙を読まずに捨てたことを激しく後悔しながらも、蒼太は一歩を踏み出せずにいた。ある放課後、柳先生に呼び出された彼は、一編の匿名詩『仮面』を見せられる。それは、ひかりが「太陽の光」という仮面の下に深い孤独を隠し...