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【小説】あの夏の光(46)『物語リクのスケッチブック「最終章・きみに贈る光の行方」』

『リクのスケッチブック「最終章・きみに贈る光の行方」』 リクは床に座り込んだ。彼は、ただ自分の孤独を埋めてほしかったのだ。 自分のガラスの部屋を破ってくれた唯一の光に、自分だけのものになってほしかった。それがなぜ、「愛」ではないというのか。...
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【小説】あの夏の光(45)届かない愛と最後の誠実さ

届かない愛と最後の誠実さ 柳先生に突き放されたあの日から、世界は光をすべて吸収する暗闇のようだった。 先生の「逃げるな」という手の熱も、僕を射抜くような鋭い視線も、もう二度と僕には向けられない。導き手さえ失い、僕は文字通り、剥き出しの孤独の...
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【小説】あの夏の光(44)沈黙のツケと底なしの絶望

沈黙のツケと底なしの絶望 「おい、神木、応接室へ来い」 廊下ですれ違うたび、先生は低く、逃げ場のない声をかけてきた。 僕は精一杯の嘘を吐いてはその場を逃げ出した。今の僕には、自分の中のぐちゃぐちゃな罪悪感を、あの鋭い審美眼を持つ男の前で言語...
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【小説】あの夏の光(43)あの手紙

あの手紙 僕の心臓の鼓動は、以前にも増して、微かで不確かなものになっていた。世界は冷え切った静寂に覆われ、僕の孤独な城壁は、まるで氷でできたように、触れるものすべてを拒絶している。 『リクのスケッチブック』の続きを書こうなどという意欲は、微...
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【小説】あの夏の光『挿入歌(その3) & 第36話〜第42話(ダイジェスト4)』

【総集編】挿入歌(その3)& 第36話〜42話(ダイジェスト4)自作の挿入歌、およびこれまでの歩みを振り返るダイジェストページです。 🎧 【挿入歌】あなたを僕は愛してる 【36-39話ダイジェスト】『太陽への盲信と灰色の残骸』■ 完璧な太陽...
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【小説】あの夏の光(42)本当の名前を

文化祭での決裂以降、ひかりからの手紙を読まずに捨てたことを激しく後悔しながらも、蒼太は一歩を踏み出せずにいた。ある放課後、柳先生に呼び出された彼は、一編の匿名詩『仮面』を見せられる。それは、ひかりが「太陽の光」という仮面の下に深い孤独を隠し...
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【小説】あの夏の光(41)仮面の告白

文化祭の日、自らの想いが独善だと悟った蒼太は、二人で創った『星空』を壊し、ひかりとの関係を断ち切る。以降、互いを避ける冷え切った日々の中、ひかりは涙の滲む手紙を残すが、傷つくことを恐れた蒼太は読まずに捨ててしまった。すれ違いざまの彼女からの...
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【小説】あの夏の光(40)半歩の拒絶と残された夜の祈り

文化祭の日。自らの想いが独善に過ぎないと悟った蒼太は、自己嫌悪から二人で創った『星空』を壊し、ひかりとの関係を完全に断ち切る。以降、互いを透明な存在としてやり過ごす冷え切った日々。ある日、ひかりは涙の滲む手紙を残すが、傷つくことを恐れた蒼太...
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【小説】あの夏の光(39)滲んだ手紙ときみの手のぬくもり

「告白」を決意して迎えた文化祭。数少ない孤独な住人たちが掲示板に残した言葉に心を満たされる蒼太だったが、その静寂は大和たち「太陽の住人」の来訪によって無惨に破られる。大和からの悪意なき「王者の施し」に完全に打ちのめされ、さらに中庭で彼らと笑...
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【小説】あの夏の光(38)文化祭の終わりと星空の残骸

文化祭直前、木村大和という「完璧な形式」の光を目の当たりにした蒼太は、自らの劣等感と焦燥感に耐えきれず、文化祭の終わりにひかりへ「告白」して関係を確定させることを決意する。迎えた文化祭前夜。完成した『ガラスの部屋』のアトリエで、ひかりはその...